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涼炉(りょうろ)は煎茶道で使用する湯を沸かす道具の一つ。「焜炉」「茶炉」「風炉」とも言われる。 ==歴史== 元々は中国で茶の野点用に野外で火をおこすために考えられた携帯湯沸かし器であり、古くなったり、使い終わった後は廃棄されるのが慣例であった。そのため手の掛かった彫刻や造形を施された物はほとんどない。 江戸時代に日本に煎茶法が伝わったときに涼炉も一緒に伝来したが、舶来物であること、素焼きという素朴さが文人達の心を捕らえて、珍重されるようになった。その後、清時代中期には中国本土でも凝った作りのものが生産されるようになり、また日本でも注文に応じて装飾に富んだ物が生産されるようになった。 伝世品としては *明時代:「引動清風」「楊名合利」「翁梅亭」 ※この時代の物はほとんど残っていない *清時代:二重風門、二重胴、人参手 *江戸時代:「風神炉」「煙霞幽賞」「子母炉」(以上、青木木米作)、「鬼面白泥涼炉」(以上、仁阿弥道八作) がある。但し、火を入れて使う物のため、破損しやすく、良作の伝世品は少ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「涼炉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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